今朝、盲腸になりました。
ほんと突然。
よく「いつもの朝だったのに」なんてテレビで見るけどほんとそれ。
どんな痛みから始まり、どうやって診察されて、
そして入院になるまでの状況をまとめてみました。
右下腹部がチクチクする(盲腸の初期症状)
盲腸の初期症状。私の場合はこんな感じ。

なんかお腹痛いな・・
右下腹部がチクチク痛む
↓

痛いんかな、痛くないんかな
と迷うくらい軽い痛み
↓

歩くと痛いような気がする。響くような・・・。
座ったり寝てると全然痛くない。

筋肉痛ちゃうん?
突然でてきた夫
↓

うん。イブ(鎮痛剤)でも飲んどくわ~。
みたいな感じでとても軽かったです。
ただ、痛みは軽いのだけれど、
動くにはちょっとしんどいな〜と言った感じ。
「右下腹部 チクチク」で検索してみたら、盲腸も出たんです。
でも、そこまで痛くないしなぁ・・・。
むしろ毎月くる、あのえぐられるような排卵痛に比べたら全然痛くない。
そう思っていました。
引用:NIKKEI STYLEより

いやいや、まったく当てはまらない!
みぞおち?おへそのまわり?ズキズキ?
いやいや。チクチクやし(笑) 右下やし。
むっちゃ食べてたし。
座ったり、横になったりしてたら全然痛くなくて。
歩くと響くような、でも我慢できるような。そんな痛みでした。

おなかがぁ~いたぁい~気ぃ~がぁ~するぅ〜♪
って歌いながら
カイロを痛いところに貼って、イブ(鎮痛剤)飲んで、
仕事の準備して出勤できたくらいです。
右下腹部がチクチク…(病院での診察)
近くの消化器内科受診
仕事を1時間半ほどしてみましたが、
やっぱり車の乗り降りと歩くときが痛いなぁーと思い、
便秘や膀胱炎を疑ってたので、消化器内科を受診してみました。
診察時、
膝を立てて仰向けになり、お腹を押されてどこが痛いか聞かれました。
・右下腹部を押されたとき、少し痛く、放したときに激痛
(放したとき、お腹全体にパァン!とした痛みが響きました)
・歩いたり、車の乗り降りすると痛い
(なにせ右下腹部を圧迫したり揺れたら痛い)
この診断から、

大きい病院で診てもらったほうがいいです
…って。
「え~(笑)ほんまっすか?!」って笑ってしまった。
やぶ医者か、たらい回しか。
そんなことさえも思ったほどでした。(←失礼(笑))
総合病院受診
紹介状を持って、総合病院へ。
その頃、ちょっとずつ痛みが増してきました。
イブの効果が薄れたんだと思う。ありがとう、イブ。
ここでの診察も同じ。
膝を立てて仰向けになり、お腹の左側から順番に押されて、
右下腹部を押されたときにやっぱり痛くて、放されたときに激痛。
やっぱり盲腸の可能性が高いということでCT検査と血液検査することに。
右下腹部のチクチクは本当に盲腸なのか?
血液検査
「たぶん盲腸やろう」とわけのわからない理由で太い針で血液とられた。
あとあとわかったんやけど、盲腸=24時間点滴のため、点滴にも対応する太い針でしたみたい。
シャー芯みたいな太い針で血液とられて、その後すぐ点滴されました。
血液検査で炎症反応がでているかを調べました。
CT検査
CT検査は金具がNGらしく、着ている下着を脱がないといけません。
大丈夫だと思ったキャミソールのプラスチック金具もNGでした。
甚平みたいな病院服とペラペラのチューブトップをわたされ、それに着替えました。
私の場合、この頃からお腹の痛みが増してきて、
車椅子でCT室まで移動となりました。
右下腹部のチクチクはやっぱり盲腸(入院or自宅療養?)
血液検査で炎症反応が出てることと、お腹の痛みから盲腸(虫垂炎)と診断されました。
ただ、軽度なので手術ではなく薬物治療(薬で散らす)で済むとのこと。
そして、一番困る質問をされた。

入院してもいいし、薬飲みながらで自宅療養してもいいし、どっちでもいいよ
いや、それ一番困ります。
バシッと「入院です」って言ってほしい。
これ、NHKのためしてガッテンでの調査で見たところ、「選択させる」ことはよくあるらしい。
ただ今回、番組で医師およそ300人に「虫垂炎の基本的な治療方針」を聞いたところ、
「患者さんの意向を尊重する」という回答が半数を超えました。
つまり、いざ盲腸(虫垂炎)になったとき、医師から
「手術か薬か、どちらが良いですか?」と希望を聞かれるかもしれないということ。
・薬で治療する場合は、虫垂を切らずに保存することができるけど、
10~35%くらいの人は盲腸(虫垂炎)が再発してしまうことがわかっています。
・手術をすれば、二度と盲腸(虫垂炎)に悩まされることはなくなります。
一方で最新の研究では、虫垂を切ると、その後3年半の間、大腸がんのリスクが2.1倍になるという研究も出ています。引用:NHKためしてガッテン
今回は、
・3日後に子供の運動会があったこと
・抗生剤点滴のほうが薬を飲むより早く治ること
・家で何もせずゆっくりできることなんてできないだろう
・同居のため、子供達は義両親にお願いできること
この判断で、入院してみることにしました。

そういえば5年前にも似たようなことが…
思い返してみると、
5年前に腹痛で病院に行き抗生剤点滴で治ったことがありました。
その時は、小さな離島に住んでたのでCT検査などされず、
血液検査の結果から体のどこかに炎症反応が出ていて
「この抗生剤、効くか効かないかわからないけど一回してみよう」
みたいな診察で3日間点滴に通いました。
島ってそういうところある(笑)
それで治ったので、結局病名不明のままでしたが、
もしかしたら・・・それは1回目の盲腸だったのかもしれません~(涙)
盲腸で入院するメリット
入院のメリットは、抗生剤の点滴投与のため、治りが早いこと。
そして、家事や育児をしなくて済むので、休養できること。
結論を言うと、

入院して正解でした。
子供がまだ小さいので(7歳・4歳)、家で寝たきりで何もせずゆっくりすることなんて不可能だったし、週末にある子供の運動会にはどうしても出たかったので、3日間だけ入院して治療に専念することを選択しました。
「ゆっくりできるってこーゆーことかぁ~!」
入院して初めて思いました。
ご飯は決まった時間に出てくるし、洗い物しなくて済むし、
洗濯物も子供の準備も部屋の掃除もしなくて済む。
これは、ほんと数年ぶりに何も考えずゆっくりできる。
「休養」ってこういうことなのね。
そう思えました。
何時間も寝れました。起きては寝て起きては寝て・・・。
疲れてたのかもしれません(笑)
3日間入院して、その後自宅療養で薬を飲む予定だったんですが、
入院した翌日に発熱し、腹痛も増して、頭痛もひどくなり、
炎症の数値も3日間では正常値まで下がりきらず、
結局入院は6日間に延長となり、外出許可での運動会となりました。
やっぱり、入院して正解でした。
右下腹部チクチク(盲腸)で入院したらまず絶食
抗生剤の効きを良くするために、検査後から絶食になりました。
私の場合、その日の晩から翌日の朝まで絶食。
飲み物はお茶か水のみ。
私、こういうの嫌いじゃなくて、デトックスになるから痩せるかも!とか、
腸の掃除ができるかも!なんてちょっとテンション上がってました。
仕事や家事をしなくていいので、食べなくてもお腹空かなかったです。
今後、また半日絶食してみようかと思ったほどでした。
盲腸症状2日目(頭痛・吐き気)
驚いたのがこれ。
2日目あたりから頭が痛くなりました。ぐわんぐわん痛い。
寝すぎかなーとも思ったり、点滴の副作用なのかな?と思ったり。
先生に聞いてみたら

盲腸は感染症の一種なんです。風邪で頭が痛くなるのと一緒で、盲腸で頭が痛くなることもあります。熱が出てもおかしくないんやけどね。
へぇ~!!
盲腸で頭痛とはびっくりだけど、よくあることなのね。
で、案の定3日目には37.1の微熱が出ました。
右下腹部から始まる盲腸の原因?
消化器内科の先生に伺ったところ、原因はハッキリわからないことが多いそうです。

盲腸って、大腸にぶらーんってぶら下がってる臓器なんだけど、そこに菌が入ると感染するんです。
何が悪かったとかじゃなく、誰でもなります。
原因は様々。
暴飲暴食、不規則な生活、便が溜まってる、疲れが溜まって免疫が落ちてるなど、
いろいろな原因が考えられるそうです。
右下腹部のチクチクから始まる盲腸のまとめ
盲腸(虫垂炎)は、誰でもなりうる病気です。
予防方法は、
「規則正しい生活、規則正しい食事、便秘しない、
疲れをためない、無理しない」だそうです。
私の場合、無理したり無茶すると気づかないうちに体調崩すタイプです。
仕事頑張り過ぎて、気分は絶好調なのにインフルエンザにかかったり、
心と体のテンションが違うみたいです。
今回も急な生活リズムの変更(朝4時半起きにシフト)やブログ生活の始まりなどで体がついてきてなかったのかもしれません。
そして今回、
迷いながらも病院に行ったので手術にならなくて済みました。
手術じゃなくても入院になる場合もあります。
薬で入院しなくてもいい場合もあります。
まずは、何か当てはまったら迷わず、病院受診してくださいね。
私の体験が参考になれば幸いです。
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