おはようございます。
今朝、突然盲腸で入院することになりました。
どんな痛みの始まりだったのか、いつ病院に行ったのか、手術になったのか、
その時のことを事細かく書き残して置こうと思います。
盲腸日記(いつもの朝)
令和元年5月15日。いつものように4:30起床。
いつものようにパソコンにスイッチを入れ、お湯をわかし、
いつものように予約で洗い終わってる洗濯物を干す。
そして、いつものように珈琲飲みながら記事作成&ブログ更新。
「ぬぁー!やっと記事できたぁー!」
って、伸びをしてパソコンから離れたとき、急に腹痛がした。
「っすー、右下腹部が痛い…気がする。」
いつもの排卵痛かな。それとも便秘かな。
押したら痛い。でも押したら治るような気がするので、
腸のマッサージみたいに、右から順番に大腸に添って押していく。
ぎゅっと押して、痛みを流そうとするけど、まだ痛い。
横になったらちょっとマシ。
いや、むしろ寝てたら全然痛くない。
「ちょっとママお腹痛いからゴロンするわ~」
学校の準備をしている小2の娘に言うと、
無駄に早起きしてる4歳の息子が喜んで私のお腹の上に乗ってくる。
まじで痛いからやめて。。。
「あぁ~、お腹~痛い~♪」と歌まで歌いながら、仕事の準備を始めた。
痛いところにカイロを貼り、とりあえずイブ(鎮痛剤)飲んで、仕事に出発。
息子が保育園で抱っこ~って言う。
抱っこしながら「ひぃーお腹痛い~」って笑いながら16㎏を抱っこして先生に預けました。
この頃は痛みレベル3くらい。痛すぎて笑える。
無事に保育園に息子を預け、車で職場へ。
運転中はさほど痛くなかった。座ってたから痛くなかったんだと今になって思う。
痛み止めが効いてきたのと、座っていたこともあって
「もう治ったんじゃない~」と思ったくらいだった。
痛みレベル1に下がる。
仕事は配達の仕事をしています。
いつも通りお届けしなきゃいけないのに、まともに歩けない。
ゆらり、ゆらり・・・。
忍たま乱太郎に出てくる戸部新左エ門が頭から離れない。
歩くと痛みが響く。車の乗り降りもお腹に響いてきた。
なにせ、右下腹部に圧がかかったり、ねじったりすると痛む。
1時間半ほど仕事しながら「痛いのか?痛くないのか?」と迷っていたけど、
明日のほうが忙しいから、早めに病院行ってちゃんとした痛み止めとか抗生剤もらってたほうがいいな~と思い、仕事途中で病院へ。
排卵痛か膀胱炎か、もしかしたら盲腸かもやけど・・・いや、それはないかー!
って思いながらも一応「消化器内科」で検索。
1.4km先に病院があったのでそこにしました。
盲腸日記(町の病院)
地元の内科・消化器科の病院。ちょっと大きめの町医者って感じ。
駐車場広いし大き目の病院やし、診察室2つあるから信用できそう(独自の判断基準)。
病院に着いたときも、痛いのか痛くないのか、よくわからなかった。傷みレベル2。
「筋肉痛ですねぇ」って言われるんちゃうかな、「便秘じゃないんですか」って言われるんちゃうかなって。重症じゃないと病院に行ったらあかん気がして無駄に不安になる。
めちゃくちゃ愛想のないお姉さんに受付を済まし、内診で呼ばれる。
ここは「大袈裟にしとかなちゃんと見てもらえへん」って誰か言うてたな~と思って、
ちょっと痛そうにしてみた。
作戦成功。
よほど辛い顔に見えたのか「痛そうやねー」と言われた。よし。
内診で先生にお腹の真ん中を押される。
『ここは?』
「ちょっと痛い」
お腹の右下あたり。
『ここは?』
「あーそのちょっと上が痛いです」
お腹の右下ちょっと上。
『ここ?』
「あーー!そこ痛い~!」
『これは?』と言って、押してた指をポンッと離したとき
「あ゛ーーーー!!!!!」
めちゃくちゃ痛かった。
「…ちょっと大きい病院紹介するね」
えー!
まじかー?!ほんまにー?
やぶ医者かー?たらい回しかー?(←失礼(笑))
と思いながら、
先生の説明を聞く。
・右下腹部が痛い
・歩くと響く
・押したときより離したときのほうが痛い
はい、盲腸!
だそう(笑)
「え、盲腸って、もっと、のたうち回るくらい痛いんじゃないんですか?」
『それはやぶれて膿が出たときやね』
そうやったんやー。
『今すぐ病院行ってください』
ドラマみたいなセリフやな。
そう思いながら、総合病院へ。
総合病院ではいろんな意味でもっと恐ろしいことが待っていた・・・。
盲腸日記(総合病院)
総合病院(内診)
12:10総合病院到着。
「すぐに行ってください」って言われたにも関わらず、ちょっと会社に荷物置きに行ったりして、たまたま出会った職場の人と話したりしてから到着したので、午前の診療時間が終わっていた。
でも私紹介状持ってるもんね~!
ちょっと得意気に、でも痛そうにしながら(ほんとはそこまで痛くない)
「さっき病院から紹介されたんですけど」って紹介状をチラつかせる。
『受付しますので、お待ちください。』
良かったー!
紹介状ってすごいな。無敵やん。
内科に紹介され、診察室へ。
まずは内診。
『左から順番に押していくよー』
『ここはー?大丈夫やね』
『ここはー?ちょっと痛いー?』
ほら、やっぱり盲腸違うっぽいな。
痛み軽いもん。
『ここ押すよー』
ん?そこはやっぱりちょっと痛いような・・・
『離すよー』
「あ゛ぁーーー!!!ぬぁーーー!!」
・・・激痛。
やっぱり右下腹部離す時痛い。
即、検査することに。
総合病院(検査室)
検査室にカルテ持っていく。
カルテを見たオーラのあるベテラン看護師さん、そうでもない中堅看護師さん、
2人で見合わせて時間が止まった。
「痛いん?」ってニヤニヤしながら聞いてくる。
いや、そうでもないんですけど。
歩いたらまぁ少し痛いような…。
確実にCTになるやろうから先に着替えようか、注射の針こっちやな、とか2人で話するんやけど、
いやいや、まだ盲腸って決まったわけちゃうし。膀胱炎とかそんなんかもしらんし。
あんまり大きい病気したことないし、そんなに痛くないし、ほんと大袈裟やなーと思ってた。
で、でてきた注射の針、めっちゃ太くて長い。
3cmくらいあったかな。針もシャーペンの先っちょみたいなん。
この注射をさー、
失敗するんですよ。中堅看護師さん。
私の血管あまり見えないみたいで、二の腕ぎゅっと縛られて、手グーにして、何度も腕をトントン叩いたり、さすったりしながら、ここかな?ここかな?。ここでいけるかな?って。
看護師さんの指先が不安がってるのがすごい伝わった。
で、いよいよ覚悟決めて「ここ!」って決めたとこに、ぶすっと刺した。
でも血が吸い取れなくて、皮膚の中で左右に動かしたり、ちょっと引いてみたり、また入れてみたり、
いやいや、血液探検隊か?
ってか痛いし。
血管どこかなーって私も一緒に探してたんやけど、
まさかの
「ごめんなさい、1回抜きますね」って。
え!いやいや、一緒に探しましょうよ、血液。諦めるのはまだ早いって!
えぇー!諦めるのー!!?
「ごめんなさい。ほんとごめんなさいね」
いやいや。まじかー。
スッと針を抜いて、ぎゅーっと圧かけられる。
抜くときもめちゃくちゃ痛いんですけど!!
そしてコソコソ話して、
「え!代わるの?」って言いながら出てきたオーラのあるベテラン看護師。中堅さんは諦めてベテランさんに託したようだ。
手トントコトントコ叩きながら、
「水分とってないやろー」って。
ん?水分?あまりとらない方ですけど。
水分とってないから血管見えにくいらしい。
1回で入れてくれた。
めちゃくちゃ太い針。
「痛いやろ?」
ドSか。
「盲腸の可能性あるからこっちの針にしとくわ」
ちょっと何言ってるかわからない。
(後からわかったんやけど、盲腸=24時間点滴投与になるから点滴にも対応できる刺しっぱなしでも大丈夫な太い針なんだそう)
そして、血液取ったあとはCT検査へ。
『歩けるー?痛いー?』
「うーん、ちょっと痛いですー(この頃から痛み増してきた)」
『破裂したらあかんから車椅子で行こうかー』
えー!重病患者!!
そこまで痛くはないんやけどなぁ・・・。
でも荷物も多いし、ありがたい。
(まさかこんなことになるとは思わず、お弁当箱と水筒まで持ち込んでいた)
で、車椅子。
車椅子って快適~!
と思ってたのもつかの間。
スピード早く感じて、ちょっと酔う。
車椅子の人って、人が歩くスピードで押されるとちょっと早くて気持ち悪いんやなって思った。
CT検査も終わり、しばらく点滴しながら検査待ちすることに。
この頃はまだお弁当食べる余裕があった。
検査結果から入院まで
ご飯も食べ終わったし、ちょうど眠かったから休憩できるわ~とスヤスヤ寝始めたころ、
『検査結果でましたよ~』で起こされた。
『これはね~、白血球の数値とCT画像、内科の先生の判断でも虫垂炎、いわゆる盲腸で間違いないと思います』
がーん。
まじかー。
『ただ、数値がそこまでひどくないので手術まではしなくていいと思う。今の段階ではね。お薬で治療するようになります。散らすってやつですね。
治療方法なんやけど、点滴で抗生剤投与する方法と、飲み薬で対処する方法があるんやけどどっちがいいかな?』
「・・・(思考がついていってない)」
とりあえず頭に浮かんだ言葉を話していく。
「えっ・・・、入院ですか?」
『ほんとは入院して点滴投与が一番効果が早い。でも自宅でゆっくり休めるのであれば飲み薬で対応してもいいとは思うけど、お子さんいらっしゃるんでしたっけ?』
「はい。7歳と4歳の子供が・・・」
『おぉ。うちと一緒や。全く一緒!それは家でゆっくりできないでしょう』
「週末に子供の運動会があるんです」
『じゃぁ、なおさらやね。週末まで入院しましょう。週末まで入院して抗生剤点滴してがっちり治して、で、金曜日退院できるようにしてみましょう。薬より点滴のほうが治り早いです』
「じゃぁ、そうします」
すっごく丁寧で信頼できそうな先生だった。
この先生の言うとおりにしてれば大丈夫だと思えた。
なるべく料金のかからない部屋でってことで、個室ではなく大部屋にしてもらった。
入院なんて出産以来やな~。
同居してるお義母さんに連絡して、事情を話す。
私の父母は遠い遠い南の島で暮らしてるので、こんなとき、ほんと同居で良かったと思える。
「ちょっと盲腸で入院することになってしまって・・・」
「そうなんやね~。了解。何かいるものある?」
義父が去年腰の手術で緊急手術と入院してたり、それまで8年ほど義祖父が入院生活してたこともあり、慣れた対応(笑)盲腸なんてよく聞く病気だし、今までのことに比べたら大したことないと思ったそうだ。
そんなこんなで入院することになった。
最後に
入院となると、もうお医者さんも看護婦さんもいてるので不安はあまりないけれど、病院に行くまでが不安ですよね。
今回、私が手術をしなくて済んだのは、発見が早かったからだと言われました。
盲腸経験のあったベテラン看護師さんは、痛いのを我慢して、1日我慢してから病院行ったら即手術だったそうです。
症状が似てる方、痛みレベル高めの方、迷わず病院行ってくださいね。
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